5/09/2012

チベタンコーラル・ターコイズ・アンバー

こんにちは。
ガネーシャです。
今日のコンテンツはチベットのアンティークストーン、チベタンコーラル、ターコイズ、アンバー 【Tibetan Coral , Turquoise, Amber】




アンバーの素敵な写真が間に合いませんでした。
今度はちゃんと撮りますので、お楽しみにお待ちくださいませ。
その前に"コチラ"で予習してください。m(__)m

地球の地殻変動でインドがユーラシア大陸にぶつかって盛り上がりヒマラヤ山脈が形成されたというのは定説です。
チベタンコーラルは、元々が海だったヒマラヤで見つかったという人もいます。
いわゆる深紅の山珊瑚を指すものと思われます。
しかし、ヒマラヤ山脈で深紅の珊瑚が採れることはありません。
交易によってヒマラヤ周辺に暮らす人々も手にすることが出来たという方が、歴史的に見ても科学的にも見ても妥当だと思います。
ヒマラヤのような極地に暮らすチベット人にとって珊瑚はとても貴重でした。
貴重な珊瑚を手に入れることが出来るというのは、とてもリッチな証拠で富の象徴でもあります。
そして人間の眼を通して見える色彩の中で「赤」は、エネルギー、血、生命力を連想させるものでもあります。
それは人間の感覚にある本能的なもののようで、新生児(特に女の子)に珊瑚を贈る習慣は洋の東西を問わずあるんですよ。
また、仏教の五色のひとつ、「赤」を意味するものでもあります。
チベット人、及びヒマラヤ山脈周辺に暮らすチベット族の人々は、チベット密教を深く信仰しています。
人々の普通の暮らしも国家の政治もすべて信仰のもとにあります。
(今はチベットという国がありませんから政治は切り離されてしまいました。)
チベット密教は特別な宗教ではなく、元は仏教です。
インドで生まれた仏教に、元々存在したボン教とネパールからのヒンドゥー教が程よくブレンドされてヒマラヤという環境が作り出した「生きる」ための仏教のひとつです。

チベタンターコイズも彼らの生活のなかでは、時にお金に代わる価値のあるものでした。
チベタンアンバーは特にセレモニーの装飾に多用されていました。
もちろん、これらも仏教の五色の「緑」と「黄」に当てはまります。
(ときどき、「緑」が「青」に代わることもあります。)

アンティーク(オールド)のチベタンコーラル・ターコイズ・アンバーというのは、チベット族の人々が身に着けていたもののことです。
チベットの人たちは、dziでもコーラルでもターコイズでもアンバーでも、常に身につけています。
大仰な飾りはセレモニーやフェスティバルの時に限りますが、自分の護符として紐に通しただけの簡素なものを胸のチャクラにあたる位置になるように、見えないように首から下げています。
アンティークは人の脂でとても艶がいいです。
そして、独特のニオイもあります。
あたしは「ヒューマンオイルのヒューマンスメル」と呼んでます。

誰かが使ったものなんて気持ち悪い
浄化しないとダメでしょう

たまにこう言われる人もいます。
石のパワーを気にしたり語ったり、スピリチュアルがお好きな方に多いようです。
信じる・信じないは人それぞれなので、お好きにしてください。
でも、それが気になる人はアンティークじゃなくても良いでしょう。
あたしはたくさんのお客様を見てきましたが、石が好きなのかパワーが好きなのかの違いですね。
パワーが好きな人は、いじわるな見方をすればそれが石じゃなくてもいいんです。
工場で作られた水晶でも、練り玉のコーラルやターコイズやアンバーでも、イマドキの天珠でも、自分の為に願い事が叶って浄化に励んでも変質変色しないものがお好みのようです。
ナンチャラ先生のパワーを注入してもらうというオマケ付きの方が嬉しいようです。
それはそれで、人の趣味趣向ですからお好きにすればいいと思います。
ただ、本当に石・鉱物が好きな人やアンティークストーンが好きな人に、その理論をぶっかけるのはやめていただきたい。
そして、オイシイトコ取りの引用もやめていただきたい。

チベタンストーンを、今、私たちがイージーに目にすることが出来るのは、チベット族の人々にとっては悲しい歴史があるんです。
亡命チベット人が、生きるために仕方なく手放していった数々の宝物です。
どういう思いで大切な宝物を手放さなくてはならなかったか・・・。
信仰心の深い人たちだけに、胸が痛くなります。
その信仰の根本が仏教であったからこそ、彼らは手放すことにも意味を持たせたようです。
以前のブログにも書きましたが、チベット人の友人は言いました。

「執着してはいけません。
意地を張ってはいけません。
手放せばまた新しい縁があります。
必ず生まれます。
生きていればこそ、ですから。」

あたしにとっては、これ以上の真理もパワーもありません。
オンマニペメフム...(-m-)

5/07/2012

エッチド・カーネリアン

こんにちは。
ガネーシャです。
今日のコンテンツは、エッチド・カーネリアン 【Etched Carnelian Beads】です。


綺麗でしょう〜〜〜!!
「ナニコレ?」
「ホントにステキィ〜!!」
・・・どちらさまもどうぞ"コチラ"をご参照ください。

遠くインダスバレーから遠い時代の贈り物。
人類の遺産といってもよいでしょう。
オレンジ色のカーネリアンに白くエッチングしてあるんですよ、もちろん人の手で。
自然な白い筋や模様ではないんです。
何故、人はこの小さな石に模様を入れてみようと思ったんでしょう?
dzi のように宗教性のあるものでしょうか?
それとも家紋のような紋章でしょうか?
誰にも本当のことはわからない。
だからこそ魅力的なのかもしれません。
あたしも大好きです、エッチド・カーネリアン。

5/06/2012

Ancient Agate Beads/Banded Agate beads

こんにちは。
ガネーシャです。
続いては、Ancient Agate Beads/Banded Agate beads たち。


「なんやねん!ソレ?」と思われた方も「ほほぉ〜瑪瑙かい。」と思われた方も、どうぞ"コチラ"をご参照ください。

Agate は瑪瑙(メノウ)という石のことです。
Banded Agate というのは縞瑪瑙(シマメノウ)のことです。
ほいじゃ、Ancient って???
そのまま直訳で古代としている人もいます。
「古代アゲート」というお店もあります。
時間軸の区別でいうと、アンティークよりもっとずっと古いモノです。
「めっちゃ古いアンティークの瑪瑙」が「Ancient Agate」ということです。
その古さはホントに「めっちゃ」古くて、インダス文明まえの紀元前4000年~紀元前2000年の頃の現在のアフガニスタン、パキスタン周辺で多数発掘されています。

ここでちょっと待って!
賢い方なら「?」って思いますね。
「天然石のアゲートと何が違うの?」って。
アンティークのストーンビーズたちが何故に"Antique"と区別されるか?
最近採掘したものは普通に天然石です。
どんなに古い地層から採掘されたとしても(天然石が作られるのに時間がかかるのは当たり前ですが)、それらは天然石です。
"古いモノ"というのは、すでに前の時代の人たちが身に着けていたり、研磨や穴あけなどの技工を加えてるモノたちをいいます。
例えば、「4000年前のAncient Agate」は、4000年前に既にアクセサリーや装飾品とされていた瑪瑙です。
決して、4000年前の地層から最近採掘された瑪瑙ではありません。

そんなに古い時代から Agate Beads は人々に愛されてきました。
年月を重ね使われてきた瑪瑙の艶と石の肌は本当に素晴らしいです。
ブラッドスポットとよばれる瑪瑙独特の朱いブツブツには、石の生命力というか成長力というか Energy が伝わってきます。

これはあたしの持論ですが、石好きには2種類あるようです。
瑪瑙に始まり瑪瑙に終わるタイプと水晶に始まり水晶に終わるタイプ。
瑪瑙ーアンティークストーンー水晶ー天然石ー水晶ー瑪瑙
水晶ー天然石ー瑪瑙ーアンティークストーンー天然石ー水晶
寿司か?
いえいえ、ホントに。
あたしは瑪瑙に始まり瑪瑙に終わるタイプのようです。
余談ですが、瑪瑙も水晶も化学式は同じ二酸化ケイ素(SiO2)です。
産出される地層のその他の不純物や圧力や温度でその姿は変わります。
でも、どれも美しい地球の贈り物ですね。

dzi/chong dzi

こんにちは。
ガネーシャです...(自分で決めておきながらストレートは照れてまうやろ ^^;)
ラベルだけ作り置きができないので、コンテンツ作成の為にまずは『shop-ganesha.com』の素材たちをご紹介することにしました。


まずはジービーズの仲間たち。
「なんやねん!コレ?」と思われた方、どうぞ"コチラ"をご参照ください。
「もう知ってるし〜」という方、あなたの知ってるのは dzi ですか?天珠ですか?
いずれにいたしましても復習を兼ねてどうぞご覧くださいませ。

ガネーシャではこの石を天珠とは呼びません。
この石を知れば知るほど、研究すればするほど、この石は dzi と呼ぶべきだと思うからです。
主に dzi/chong dzi としてご紹介するものは、Antique dzi または Old dzi と呼ばれる古い時代に作られたものですが、少し前に作られたモノ(チベットという国が世界地図からなくなって以降のいわゆる中国・台湾産のモノたち)は New dzi と区別してご紹介しています。
New dzi の中にも、古いモノをよく研究して作られた逸品も極稀にありますし、なにより今チベット自治区に暮らすチベット人や亡命先で暮らしているチベット人の多くは、この新しい New dzi を身に着けて祈りを捧げているからです。
そこにあるのは、信仰と民族としてのアイデンティティーです。
私利私欲・我利我欲の効能効果を謳う天珠とは別物なんです。


装身具、特に民族性の高いモノや古い時代のモノには、お金だけの尺度とは違う価値観と存在意義をみることができます。
それは、失われた歴史の中に息づく手工芸の技術の中に隠れた"幸せのヒント"かもしれませんね。

5/05/2012

おニューにしてみたよ。new blog

こんにちは。
ガネーシャ店長です.....といきたいところですが、ワシ、そろそろ店長と名乗るのをやめたいと思いますデス、ハイ。。。
じゃあ何と名乗ればよいのかやら。。。
何て呼ばれていただろうと思い出してみると、ワシは「ママさん(ときに母ちゃん)」旦那さんは「パパさん(ときに父ちゃん)」、二人合わせて「ガネーシャさん」と呼ばれることが多かったうように思います。
・・・そうね、店長外して「ガネーシャです。」と名乗ればよいのか?
ちょっとカッコつけて「ganeshaです」にする?
ちょっとやってみっか・・・

こんにちは。
ガネーシャです。

こんにちは。
ganeshaです。

・・・どや?

カッコつけるのは似合わへんわ。(-_-;)
ということで、店長外してこれからは「ガネーシャ」とストレートにいきますんでどうぞヨロピクです。
そや、ついでに一人称の「ワシ」も控えようかと思いマンモス。
もう大人ですからねぇ、普通に「私」にしようか「わたし」にしようか・・・そや「あたし」にしてみようかな。
「あたし」もよろしくお願いします。^^;

今までのblog『I love Asia』のアドレスが変わりました。
http://shopganesha.blogspot.jp/

こちらのblogは『I love it...!!』に表紙替えしました。
Asiaをメインにこれからも素敵なものたちをご紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。m(__)m